キャンプを通じて学ぶ
子どもの頃の思い出で、毎年キャンプに行っていたことはよく覚えている。
5人ほど寝ることができるバンガローを3棟ほど借りて、家族ぐるみの付き合いをしている人たちと言っていた。
毎年夏休みにキャンプをするために、ゴールデンウィークから予約をしていたという。
5月3日にその年の夏の予約がスタートするが、その日の夜には夏休み中のすべての予約が埋まるほど盛況。
母親はとにかく予約を死守するために電話の前に張り付いていたという。
キャンプはお父さんの腕の見せ所と言うが、うちの父は力持ちで楽しいことが大好き。
15人分ほどの焼きそばを豪快に作りながらも、笑いを提供することを忘れないひょうきん者だった。
子ども達に人気の父親は娘としてとても誇らしかった。
数年前に、そのキャンプ場で女子だけのキャンプに行った。
幹事は私で、母がやっていたようにゴールデンウィークから始まる予約に備えていた。
今はネット予約できるようになったので、きっとページが重いんだろうな〜と思ったら、予約状況のカレンダーを見てびっくり。
全く埋まってないのだ。
市営のキャンプ場で安いこともあり、昔から大人気だったので拍子抜けした。
たしか9月の連休に行ったのだが、女子のアウトドアが流行っていたこともあり、簡単だと思って行った。
しかし、これほど大変なものなんだと痛感し、つれて行ってくれた両親に今更ながら感謝したい気持ちで一杯になった。
レンタルする調理グッズをリヤカーで運ぶだけで重労働。
たしかこのリアカーに私たちも子どもの頃乗っていたのに、父親は簡単に運んでいたな。
夜にサソリが出現して大騒ぎしたりとなにかと大変だった。
しかし、パエリアやカレー鍋、ピザなどアウトドア料理を作っては食べて、作っては食べて、とっても楽しい思い出になった。