郷土史

郷土史について、これまで全く興味がなかった。
市内にある神社や寺の成り立ちなど、はっきり言ってどうでも良いと思っていて、樹齢ウン百年の銀杏がここにあるのはなぜかというと…ということにも興味無し。

しかし、市内中心部の道路が変なカーブで蛇行している理由は、その先にある福岡城を見通せないようにするためだ、ということを耳にしてから、自分が住んでいる福岡の歴史に少し興味が出てきました。
そんな折り、来年の大河ドラマは黒田藩を中心に描かれることが決定。

福岡では、正直全然盛り上がっていません。
しかし、篤姫や坂本龍馬が主人公として描かれた大河ドラマが放送されていた年、九州は観光で大きな経済効果を得たのを記憶している。
ちょうどその年、それぞれ鹿児島と長崎を訪れていたのですが、篤姫ブームのときは、どこに行っても篤姫。

龍馬ブームのときは、どこにいっても龍馬。
土産物屋や駅、空港、役所などはここぞとばかりに盛り上げていました。
あの盛り上がりを思い出して比べてみても、全くと言っていいほど福岡では話題にならない。
本当にドラマが放送されるのかと疑問になるほど。

ちょうど、東京や大阪から出張でいらっしゃった方を連れて市内をご案内する機会が多く、そのときに福岡の歴史と絡めて紹介できれば良いな、と思った。
蛇行している道路をタクシーで走っているときに、なぜこのような形になっているのか、聞きかじった知識ながら紹介すると、とても喜ばれたのでこちらも嬉しかった。

インターネットで注文した郷土史の本が届いた所なので、タイムスリップしながら知識を深めようと思う。
大河ドラマの放送が始まって、観光の方がたくさんいらしたときに、少しでもご紹介できれば、とかんがえながら。

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