優勝パレード

先日、高校野球全国大会の組み合わせ抽選会が行われ、いよいよ明日から甲子園が開幕する。
私が住む福岡県からは初出場の学校が甲子園の舞台に上がる。
宮崎県の高校と当たってしまい、いきなり初戦から九州対決となった。

近年、サッカー選手や体操選手がオリンピックに出場するなど、九州出身のアスリートが活躍を見せているが、どうも甲子園ではベスト16も遠い道のりとなってしまう。
ちなみに、福岡県代表校はこれまで4回の優勝を飾っている。

私が記憶があるのは92年の大会だけなので、あまり記録をしらなかった。
昭和40年代に優勝した大牟田市の学校。
野球部OBが今朝のローカルニュースに出演していた。

部員20余名のチームは楽しむことだけを考えて全国大会へ挑み、見事初出場ながら優勝した。
当時主流だった炭坑産業の先行きが不安視され、暗い時代だった福岡県に明るいニュースをもたらした。
なんと北九州市小倉から熊本県近くの大牟田市まで140kmにおよぶ優勝凱旋パレードが行われたそうだ。

オープンカーに乗った選手たちに沿道から手を振る県民の列は140kmずっと途切れることはなかったという。
当時大牟田市の人口は21万人だったが、パレードの最後には35万人が駆けつけたそうだ。
大牟田市役所にも大きな「優勝おめでとう」の看板が掲げられ、パレードのゴールとなったようだ。

いまの時代ではさすがにそんな長いパレードはできないと思うが、県民の興奮が伝わってくるようだ。
毎年出場するナインには優勝の夢を託してしまうが、本人たちが楽しく、自分達の野球を甲子園球場で魅せてくれるのが一番だ。
暑い夏の高校野球、いよいよ開幕だ!

野球はもはや日本の国技

日本の国技と言えば相撲ですが、野球はもはや日本の国技といっても良いのではないでしょうか。
WBC(ワールドベースボールクラシック)で連続優勝という快挙も記憶に新しい事でしょう。

あの時は昼休憩にワンセグで生中継を視聴した方も多いと思います。
かくいう私もその一人ですが。

それほど日本人から愛される野球。
ではなぜこれほど日本人に野球というスポーツはどう伝わって、どう愛されるようになったのでしょうか。

野球の伝来した年代というのは諸説ありますが、明治時代の初め頃という説が有力なようです。
アメリカ人教師が日本に野球を伝え、その後アメリカ留学から帰国した日本人によって知られるようになりました。
野球が伝来すると凄まじい勢いで全国に普及して行きました。

その当時は娯楽も少なく、運動といえば柔道や剣道、陸上競技という時代にベースボールという競技は画期的だった事でしょう。
その後昭和という時代から平成へと入り、日本人もメジャーで活躍する時代となりました。

今後も野球は日本人を熱狂させる国民的スポーツとして愛されて行く事でしょう。
が、最近、プロ野球界は一悶着ありましたね。
ワンマンと言われている人が、部下に噛みつかれました。

球団の経営者の意見を無視して、鶴の一声でコーチングスタッフを決めたり、というような内容が発端ですが、オーナーと言うのはいつも我がままなものです。

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