彼と私のお金と時間と質に対する考え方

ハンバーグ、私は大好きなのですがなかなかうまく作れません。
何が上手にできないのか自分でも不思議なのですが、あのお店の様にナイフを入れた瞬間「ジュワー」と肉汁が出てくるようなハンバーグを作ることができないのです。

いろいろ挑戦してみました。
最初は強火で肉のうまみが逃げないように焼き後を付けてから、その後弱火で中まで火を通す…そんな方法をまず試したのですが、中まで火が通った瞬間が分からず、いつも仲がぱさぱさのお肉になっています。
そして、その次に試したのが、「良くこねる」です。
ネットで調べ、捏ねる過程を甘く見てはいけないと知った私。

彼に食べさせてあげると約束した日に彼の手までも肉まみれにし、汚してまで作ったのですが、やはりあのジューシーさが出ませんでした。
次に塩を入れるタイミングを間違えていたのかもしれないと思い、これもネットで調べ、塩コショウを入れるのではなく、肉と玉ねぎや牛乳を浸したパン粉などを入れた瞬間塩のみを入れて、余分な水分を出すとともにうまみをぎゅっと逃さないようにしてみました。
それでも、私も彼も同じ感想で「ジューシーさがない」という結論。
まだ何かあるのかもしれないと調べたり考えたりしたのです。

たぶんハンバーグ研究はトータルで24時間くらいかかったのではないでしょうか。
ふとそんな時に彼が言ったのです。
「俺たちの給料から時給を考えてみて、24時間×2人分だとかなりの額になりそうじゃん?それに材料費、光熱費、いろいろ合わせると…外食した方が安くない?」
なんてナイスアイディア!

そんな彼はワイシャツだって手間代と光熱費を考えれば、クリーニングで綺麗にしてもらった方が安いと言うタイプです。
それからはハンバーグが食べたくなったら外食しようと二人で話し合った私たち。
正解なのかそれとも不正解なのか…少し疑問が残ります。

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