マンション事情

最寄り駅には、JRと私鉄が乗り入れていてとても便利だ。
駅の周辺は再開発でどんどん新しいマンションが建設されていて、駅から周りを見渡せば3つの場所で工事中だ。
そんな中で一番駅に近いマンションが今年に入ってから建設が進んでいる。

二棟立つようで、単身者が多く住む低層階と、ファミリータイプの上層階で構成される一棟が中腹くらいまで出来上がっている。
出来上がるといってもまだ足場が組まれている段階だ。
大きな重機が入っていたり、資材を置かれていた隣の場所にもう一棟立つようだ。

駅を利用する人々は「かなり進んだな」と工事状況をなんとなく横目で見ながら駅に入っていく。
私もその一人だが、これから基礎が作られる方に「シニアマンションん誕生」と書いてあり驚いた。
なぜかというとその二棟のマンションは駅近というよりか、隣。

三階、四階あたりがJRのホームと同じ目線なのだ。
だから、憧れの駅近高層マンションではあるが、あまりにも線路の隣なので、人の目線は気になるし、なんといっても窓を開けられるレベルの騒音ではない。

博多から発車した小倉・大分行きの特急が通過する駅で、在来線も合わせると実に200本以上の電車が通る所だ。
以前、特急が通過する線路の近くに住んだことがあるが、かなりうるさくて窓を開けることはなかった。
その周辺の地価はかなり上がっていて、そのマンションも高くなるだろうが、最上階あたりでも住むには微妙だ。

そんな一見、高層高級マンションだがかなりうるさい所が「シニアマンション」だなんて驚き。
まだまだアクティブにお出かけしたいというシニアにとっては降りたらすぐ駅だから良いが、長く住むには微妙だ。
今後、子どもに譲ることも考えて購入するシニアもいるだろうが、ここではゆっくりと眠ったり、ベランダでガーデニングを楽しんだりできないと思う。

忙しい単身ビジネスマンなら寝に帰るだけなので問題ないが。
かならず窓を開けて内覧してほしいと思う。

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