若いママになりたいという子たち
高校生くらいの女の子が、「若いママになりたい。だから早く結婚して子どもを産みたい」と言っているのを聞いたことがある。
若いなあと思ってしまう。
彼女は若くて綺麗でおしゃれなママに憧れがあるのかもしれない。
最近は若いママたちがブログを書くことも多い。
インターネットに慣れ親しんでいる今時の高校生はそういったブログを見る機会も多いだろうし、それに憧れを持つことだってあるだろう。
そうやって憧れることが悪いことではないと思うが、私は若いママになりたいという理由だけで若くして出産しようとするのはやめた方が良いと思う。
なぜかと言うと、自由な時間が圧倒的に減るからだ。
私は22歳の時に娘を産んだが、特に最初の頃は家にこもりがちで、朝も晩も娘の世話をして正直疲れ果てていた。
夫は勤務時間も休みも不定期の仕事で、とても育児家事に協力的な人ではなかった。
それ故、私に自由な時間などなかった。
20代前半はまだまだ遊びたい盛りだと思う。
友達とごはんに行ったり、旅行に行ったりしたい。
ショッピングだってしたいし、おしゃれもしたい。
しかし、出産すると自由は制限される。
子どもから離れ、自由に遊びにいくなんてなかなかできないし、夜に飲みに行くこともなかなか難しい。
自分の服や化粧品が欲しくても、夫婦ともに若いと経済力もあまりないし、子どもの将来のために貯蓄しなければならないので自由に使えるお金も減る。
若くして産みたいと思っている子たちは、はたしてそれを我慢できるのか。
自由が制限されることによって、もっと遊びたいという不満が爆発しないかが心配である。
その不満の矛先が子どもに向かないかも心配であるし、その不満を持ったまま生活することは結構辛い。
今、若くしてママになりたいと思っている子たちには、自由の制限という点から、本当にそれでよいのかよく考えてみてほしい。