ワサビが苦手な私

自分でも子どものようだと感じていますが、私は正直に言ってワサビが好きではありません。
決して食べられないわけではないのですがお寿司やお刺身などワサビを使う料理では極力ワサビを付けずに食べるようにしています。

ワサビ嫌いとは対照的に海鮮系は全くと言っていいほど好き嫌いがないのでかえってワサビ嫌いが目立つ結果となってしまっています。
もちろん治そうとしたことも一度や二度ではありません。
例えば風邪をひくなどして鼻が詰まっていると料理の味が分からないものですが、あれは風味が分からないだけで甘いや辛いなどの純粋な味は分かるはずなのです。
なので鼻が詰まっているときにワサビ入りのお寿司にチャレンジしてみた結果、当たり前といえば当たり前ですが苦もなく食べることが出来ました。
これはひょっとしたらと思ったのではありますが、風邪が治ってから食べてみたところいつもどおりの苦手な味でしかありませんでした。
また、こんなこともありました。
上記のように海鮮系には好き嫌いがないのでお刺身ならば何でも食べられるのですが、そんなある日ブリのお刺身を買ってきたときの話です。
どうやら保管状況が悪かったらしくとても生臭く好き嫌い以前の問題でとても食べられるものではありませんでした。
そこでピンと来たのです。
普通の人はワサビを魚の生臭さを消すために使うと聞くのでこの状況ならば私がワサビを使うのにうってつけではないかと。
そこで早速付属していたワサビを使ってブリのお刺身を食べてみたのですが、生臭い上にワサビの味のダブルパンチでもはや形容しがたい味となってしまいました。
結局ブリはその後火を通して食べましたが、私のワサビ嫌いの改善には役に立ちませんでした。
今ではもはや観念してワサビ嫌いであることを公言して普通に過ごしています。
嫌いなものは嫌いであって、体が受け付けない以上どうしようもないのですから。

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